高次脳機能障害の子どもの 理解と支援コーナー
福井県高次脳児脳機能障害センター は、福井総合クリニック内にあり、高次脳機能障害に関する、以下のような対応をしています。
「小児の高次脳機能障害支援ガイドブック」 神奈川県秦野養護学校
このガイドブックは、神奈川県秦野養護学校 の「かもめ学級」を担当されている先生方が作成されたものです。
「かもめ学級」は、神奈川県リハビリテーション内に開設されている院内学級です。病院に入院している小中学生が、治療やリハビリを受けながら、学んでいます。
高次脳機能障害は、事故や病気が原因となって起きる後天的な障害です。以前とは違った症状やこれまでできていたことができなくなることで、子どもたちは保護者も教師も戸惑い、苦しんでいる状況があります。
そこで、先生方は「病識の欠如」が支援を滞らせていると考え、高次脳機能障害についての正しい病識の理解とその支援方法についてのガイドブックを作ろうと、2009年に病院の臨床心理士さんとも協働して、作成プロジェクトを立ち上げました。その後、同病院がもつ最新の医学的知見や豊富な症例と、「かもめ学級」がもつ豊富な指導実績を組み合わせながら進めたり、利用した保護者や学校関係者にアンケート調査を行い、改善を繰り返して完成を目指しました。これらの取組に対し、平成27年度博報賞・文部科学大臣奨励賞を受賞されています。
ガイドブックには、学校で見られる行動や学習・行動チェックリスト、高次脳機能障害の症状についての解説、事例集、コラムなどが記載されています。
多くの方々にこのガイドブックの存在を知ってもらい、1人でも多く適切な支援が受けられるようにと、秦野養護学校のホームページから、誰でもダウンロードできるようにしてあります。
今回も秦野養護学校 様の御了解を得て、当センターからでも、以下のリンクをから使用できるようにしました。
福井県でも多くの方々に知っていただき、支援につなげていただきたいと思います。
リンク先
http://www.hadano-sh.pen-kanagawa.ed.jp/C-bumon-sien-guidebook.pdf