午前中は、就学指導委員会の役割や就学相談の流れ、特別支援学校等の就学基準や教育課程、就学相談の実際（行動観察や担任、保護者等からの聴取の観点）について学びました。

 午後は二人ずつペアになり、検査者と被検者に分かれて田中ビネーⅤ検査の実施方法の実習を行いました。

 最後に、田中ビネーⅤ検査の結果の処理方法について、例題をもとに演習を行いました。

・就学基準や就学相談の概要が分かりました。

・今年初めて就学指導委員に委嘱されたので、大変よい時期に研修ができました。少人数だったので、質問しやすい研修でした。

・田中ビネー検査の実習と演習は就学相談の調査にすぐに役立つ内容でした。
・特別支援学校の先生とペアになって検査の実習をしました。私は初心者でしたが、特別支援学校の先生が大変丁寧に教えてくれたので、よく分かりました。

  午前中は「気づきから始めるアセスメント」のテーマで、担任や保護者等からの聞きとり・行動観察・心理検査等から多面的に情報を集めてアセスメントをすることの大切さを学びました。

   その後、WISC-Ⅲ検査の道具を使って、実施方法や発達検査の結果の処理方法について学びました。

   最後に、少人数のグループで、発達検査の結果と担任や保護者等からの聞きとりや行動観察等を通して得た子どものエピソードから、支援方針と支援方法を考える演習を行いました。

・アセスメントは支援方針を考え、実践につなげるものであることが理解できました。

・WISCⅢの実施方法を具体的に学ぶことができました。

・WISCⅢの結果の評価方法と子どもへの見立てることの大切さが分かりました。

・子どものできなさではなく、よさを伸ばすことが大切であると感じました。

・講座内容が実践的ですぐに相談で使えると感じました。

・アセスメントの必要性を実感しました。

・発達検査の結果から考える支援方法が分かりやすかったです。

・演習やグループワークで、子どもへの支援方法について実際に考えることができよかったと思いました。

・たくさんの教材を見せていただき、また授業改善のポイントを教えていただき、大変参考になりました。

・子どもたちのとらえ方や支援法のヒント、保護者との懇談で大切なポイント等を教えていただいたこと、学校力の向上という新しい視点をいただいたこと、大変参考になりました。

・指導する教師も楽しく学べそうな教具がたくさんあり、感動しました。

・授業改善のためのグループワークが有意義でした。学び合いの学習が展開できるよう、授業の構成を工夫していきたいです。

・「協働」「同僚性」「学校力」、自分の学校でも大事なキーワードだと思いました。

・子どもへの対応が難しいのは、私自身の個人的な能力、人間性の小ささ、子どもとの年齢差が大きく影響していると思っていましたが現代の教師全体の悩みであることが分かりました。

・具体的なお話をいただき、トンネルの出口が見えた感じでエネルギーが湧いてきました。

・好意に満ちた語りかけをすることは難しいことですが、子どもの心をつかむには不可欠だと分かりました。これから心がけていこうと思います。

・松久先生の経験に基づいた、現場の苦労などをよく分かっているからこその支援の方法を、先生の温かいお人柄と楽しいお話で興味深く親近感を感じながら聞かせていただきました。

　午前中には、多部制・単位制高校として様々な教育的ニーズを持つ生徒を受け入れている長野県箕輪進修高校における取り組みについて講義がありました。生徒についての理解を職員間で共有し、生活面の支援、学習面の支援、進路指導を全職員で連携して行っている取り組みが報告されました。

　午後には、県内での取り組みの紹介として、（１）高校の地歴・公民科の授業での取り組みについて、（２）中学校における教科・世代を超えた教師の学び合いの取り組みについて、それぞれ実践報告がありました。その後、小グループに分かれてのグループ協議では、講義・実践報告を聞いた感想を話し合い、気がかりな生徒への支援を充実させるための方策について体制面と授業面の両面から協議しました。