初めに、奥越特別支援学校教諭 油谷いずみ氏より、特別支援教育総合研究所で行われた、平成25年度交流及び共同学習推進指導者研究協議会の報告がありました。内容は、1.文部科学省からの行政説明 2.他県の具体的取組について 3.分科会の報告及び講評(計画的組織的に継続した活動を実施するにあたり大切にするポイント)で、「交流及び共同学習」は授業であるという点を強調されていました。
次に、実践発表として、特別支援学校の児童の居住地校交流での実践と、小学校での実践経験を踏まえた中学校での実践について発表していただきました。
南越特別支援学校教諭 森下陽介氏からは、6年生の児童の3回の交流学習の取組を具体的にお話しいただきました。その中では、目標を明確にした上で、互いの交流の目標を確認し合うことで学び合いができたこと、在籍校では見られない姿が交流先で見られたことなど、交流を実施した意義が確認されたという報告がありました。北新庄小学校教諭 井上亜希子氏からは、受け入れ側の視点からの取組や配慮点などについて補足してお話しいただきました。
中央中学校教諭 内田吉則氏からは、小学校の特別支援学級と通常の学級や保護者、地域の人との交流の実践、中学校の特別支援学級の生徒の文化祭での活動や栽培活動などをとおして、通常の学級の生徒や保護者などに理解啓発を図る実践について、エピソードや写真を交えて具体的にお話しいただきました。
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