令和元年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

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令和元年度の研修講座

研修講座

No.9  特別支援学校における教材と実践の紹介   
          -実践に役立つ教材のアイディア-

実施日

令和元年8月1日(木)10:00~16:00

会場

福井県立奥越特別支援学校

講 師

福井県立奥越特別支援学校教員

講師紹介

受講のポイント
特支校の教材・教具の紹介、絵カード・スケジュールの提示法の説明や、タブレット端末でアプリを楽しむ演習など、実際に見て、触って、体験して学ぶ。“環境的支援”や“教員のかかわり”の工夫、各教科等を合わせた指導(生活単元学習など)の実践例についても学ぶ。
参加者
45名
講座概要
 午前は、奥越特別支援学校の各学部の取組についての発表がありました。小学部は、「自立活動」について実践研究を行っており、あそびやゲームを通して、自分の役割の自覚や協働的な姿を目指していることについての説明がありました。中学部は作業の「ハンドクラフト班」の実践報告で、「集団で役割を果たす」「自己有用感、意欲、態度の育成」を目指して、地域の商業施設で染物を委託販売したり、作業ノートの内容を改善したりしているという説明がありました。高等部は、作業の「織物班」と「食品加工班」についての報告でした。「織物班」では、仲間の作業の様子が見えるように作業台配置や教員の立ち位置を工夫したり、評価も相互評価、他者評価、自己評価を取り入れたりしたこと、「食品化工班」では、生徒だけでカフェを運営できるようにしたり、生徒たちの話し合いをもち、生徒からの発案を取り入れるようにしたり、役割を決めて協働的に活動できるようにしたりしたことについて説明がありました。
 午後は、体験実習として、「足し算の教材作成」「iPad(ARアプリ)を使った教材作成」「農業の作業体験(多肉植物の苔玉とポット作り)」「織物の作業体験(オリジナルコースター作り)」から希望する実習を2つ選び、2回に分けて体験しました。研修者は作業に集中しながらも、楽しみながら教材作りに取り組んでいました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・各学部の取組についての説明が参考になりました。中・高等部の作業では、ゆめおーれ勝山が近くにあることをうまく活用され、工夫されているのがよく分かりました。
・小学部のあそびの時間での子どもの気持ちや言葉を尊重する働きかけが具体的で、子どもへの接し方の参考になりました。
・県内で唯一カフェがある支援学校ということで、子どもたちの就労を意識した先進的な取組が行われていることに興味があって参加しました。先生方が協働されているからこそ、子どもたちが達成感や自己有用感を感じられる活動ができるということが分かりました。
・体験実習で作業をしていると、日頃の忙しさを忘れ、とても楽しい時間が過ごせました。子どもたちも、楽しく作業や学習ができるように考えていきたいと思いました。

カウンタ

COUNTER 17035