令和元年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

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令和元年度の研修講座

研修講座

No.11  どの子もこぼれ落とさないの保育・授業(幼保・小) 定員130名   ※幼児教育支援センターとの連携講座
研修講座の開始,終了時刻に変更があります。実施要項を御確認ください。

実施日

令和元年8月6日(火)10:00~16:00

会場

福井県生活学習館

講 師

岡山大学大学院 教育学研究科 

教授 佐藤 暁 

講師紹介
全国の幼稚園、保育園、学校を訪問し、支援の手立てを提供している。主な著書:「実践満載 発達に課題がある子の保育の手立て」「わが子に障がいがあると告げられたとき」(ともに岩崎学術出版)、「子どもをつなぐ学級づくり」(東洋館出版社)など。
受講のポイント
気がかりな子を含めた日常的な保育や授業の底上げを図ることで,支援を必要としている子どもを救っていく実践について考える。午前は保育、午後は学校の授業について学ぶ。
参加者
100名
講座概要
 午前の講義では、園での保育場面の動画を使って、子どもの思いや教師のかかわり方などについて話されました。活動の中で「着地していない」子どもに対しては、一人にさせないこと、しっかりと話を聞いてあげることが大切であり、そのためには教師が動きすぎたり、しゃべりすぎたりしてはいけないと話されました。そして、教師に必要なことは子どもを見立てる力、子どもが求めるものを見分ける力であると話されました。また、これからの課題の1つとして、子どもや保護者と長期的にかかわることができる人材の必要性を挙げられました。
 午後の講義では、小学校と中学校の授業場面の動画を使って、協同学習について話されました。その中で、上手に話せない子どもに対しては、上手に聴く仲間を育てること、子どもと教材がつながるようにすること、子どもの話をリボイスしないこと、手伝うのではなく友達とつないであげることなど、教師の役割について話されました。また、子ども同士が相手の気持ちを理解しながらかかわることができる学級づくりの大切さについても話されました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・子どもが何を学んで、何が育ったかということを常に心にとめておき、一人一人をよく見ていきたいと思いました。
・障害の有無にかかわらず子どもを丁寧に見ていくことが大切だと思いました。
・全ての子どもたちを授業に向かわせるために、聞く姿勢やペアを意識させるなど授業の中で一人にさせないことが大切だと思った。
・動画を使った事例の解説がとても分かりやすかったです。先生の「動き過ぎず、しゃべりすぎない」という言葉が印象に残りました。
・小学1年生の担任になり、子どもとのかかわり方に悩んでいました。講義をお聴きして教師として大切にしなければならないことを多く学びました。
・職場の先生方との連携が、子どもへのより良い指導・支援につながるのだと気づきました。

カウンタ

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