令和元年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧
令和元年度の研修講座
研修講座
No.1 通常学級における授業づくり(小・中)
-インクルーシブな教育の視点から- 定員150名
※会場は机がありませんので,バインダーをご持参ください。
-インクルーシブな教育の視点から- 定員150名
※会場は机がありませんので,バインダーをご持参ください。
実施日
令和元年7月22日(月)10:00~16:00
会場
福井県立大学 交流センター
講 師
ノートルダム清心女子大学 人間生活学部 児童学科
准教授 青山 新吾氏
准教授 青山 新吾氏
講師紹介
岡山県の公立小学校教諭、指導主事を経て現職。臨床心理士、臨床発達心理士。主な著書:「インクルーシブ教育を通常学級で実践するってどういうこと?(インクルーシブ発想の教育シリーズ)」(共著、学事出版)、「THE 特別支援教育~通常の学級編~」(編著、明治図書)、「エピソードで語る教師力の極意」(明治図書)など多数。
受講のポイント
通常学級における授業づくりは、「集団への指導」と「個別の支援」の両面を考えることが必要である。気がかりさのある子の背景について検討し、集団と個別の両面を意識した指導を行うための具体的な支援や考え方を学ぶ。
参加者
155名
講座概要
午前は、インクルーシブな教育の視点から、通常の学級において学級経営や授業づくりをどのように考えていくとよいかについて、青山先生の多彩なエピソードをもとにお話しいただきました。「どう支援したらよいか?」よりも、まずは子どもとの関係づくりを大切にすること、そのために、やさしい「どうして?」の視点で、子どもの 言動の背景要因について子どもと一緒に考えることが大切であることを教えていただきました。また、多様な子どもたちのいる環境では、学級経営における「幅」と「情緒の交流」の見直しを行い、集団の寛容度を上げること、各教科の授業に特別支援の視点を入れることも必要であることを学びました。
午後は、集団での指導と個別の支援の両面を意識した指導・支援についてご講義をいただきました。特別支援教育は「集団の中の個」という捉え方によって進むものであり、周囲の子ども達にも目を向けることが必要であるとし、気がかりな子とその周囲の子との関係性について、受講者の先生方の身近な事例をもとに振り返りました。しめくくりとして、インクルーシブな教育の基盤となるものは、すべての子どもに対する個への関心、そして、孤立させないこと、「一緒」ということであると語られました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・気がかりな児童に対して「どう支援すると良いか」を考え、悩んできましたが、その前に、その子のこと、その子の気持ちを理解しようとすることが大切だと分かり、心にスッと落ちました。
・青山先生の話によく出ていた「人間は奥深い」の言葉が、まさにその通りだと思いました。その奥が少しでも見えるようになっていきたいと思います。
・心が温かくなりました。青山先生のお話は、人が育つ講座だと思いました。
・「集団の寛容度を上げる」という話が印象的でした。みんなで育っていけるように、集団の寛容度を高めていきたいです。
・やさしい「どうして?」という話が、一番心に残りました。気がかりな子にばかり目が行きがちですが、周囲の子にも目を向けて指導することの大切さを学ぶことができました。
カウンタ
COUNTER
17035