令和元年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

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令和元年度の研修講座

研修講座

No.5  特別支援教育を中核にした学校改善【管理職対象】

   -学びにくさを抱える子どもたちに寄り添って-

実施日
令和元年5月22日(水)14:30~16:30
会場
福井県立大学 交流センター
講 師
宇都宮大学大学院  教育学研究科
准教授  原田 浩司 
講師紹介
2015年より、現職。校長を務めた鹿沼市立みなみ小学校は、特別支援教育を中核とした学校改革で、全国的に注目を集めた。学生指導のかたわら、全国各地で講演や教育アドバイスを行っている。
受講のポイント
発達障害があり、支援が必要な児童生徒を学校全体でどのように把握して対応するかや、特別支援教育を中核とした学校改善にどのように取り組むかについて学ぶ。
参加者
218名
講座概要
 教育的ニーズのある子どもたちの組織的な対応の仕方や特別支援教育を中核とした学校改善を考えることを目的に、宇都宮大学教職大学院 原田浩司先生を講師に迎えてご講義いただきました。
ご講義では、管理職として、学校改革を進めていく3本柱は「生徒理解」「授業の改善」「特別支援教育の見直し」であると話されました。多様なニーズのある子どもたちの実態把握を丁寧に行うこと、学び合う関係づくりを視点に授業改善を行い、学力を保障すること、個々のニーズを見極め、チームで支援することが大切だということでした。
 特に学力については、低学年の学習の定着や読み書きに困難さを示す子どもの早期支援の重要性について触れ、そのための具体的なアセスメントや教材の紹介がありました。また、子どもたちの学力を保障するためには、教師の授業力の育成は必要不可欠で、公開授業を実践しながら、教師の授業観の見直しや授業スタイルを変革させることで、主体的・対話的な深い学びにつながることも示唆されました。
原田先生が校長として取り組んできた学校改革と特別支援教育は、「チームとしての学校」がベースにあり、校内体制を整備することで、教師や子どもたちが教育活動に自信をもって取り組むことができることを目指したものであると語られました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・管理職がいかに方向性を提示し、それに向けて組織を作っていくか、改めて勉強になりました。
・学校改革の三本柱の「授業改善」のウェイトが自校には足りないと感じました。授業力の育成を図っていきたいです。
・特別支援教育を進めることと、協働的な学びを進めることが同じベクトル上にあることに気づかされました。
・子どもたちにとって、本当に学びやすい、学びたいと思える学級か、学校かという視点で再度見直し合いと感じました。
・実態把握の重要性、学び合いの取組、低学年の学力の大切さなど、先生からお聞きしたことを一つ一つ明日から確認していきたいと思いました。

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