令和元年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧
令和元年度の研修講座
研修講座
No.6 医療と学校との連携 ライブ配信の講座
-気がかりな子を支えるために- 定員80名
実施日
令和元年5月29日(水)13:00~16:00
会場
福井県特別支援教育センター
講 師
福井県こども療育センター
次長 津田 明美 氏
次長 津田 明美 氏
講師紹介
平成13年より現職。県内各地において就学前の子どもたちの発達相談に携わるなど、福井県内の障害児の相談・指導と療育に尽力している。また、福井市特別支援教育専門委員会委員なども務め、就学後の子どもについても、医療の立場からできることを精力的に発信している。
受講のポイント
発達障害のある子どもたちの育ちを支え、生き生きと園・学校生活を送るために、学校は医療や家庭とどのような連携ができるかについて、医療の立場からの提案について学ぶ。
参加者
58名(嶺北会場:50名、嶺南会場8名)
講座概要
福井県こども療育センター 次長の津田 明美 氏から、「医療と学校との連携」について、ご講義をいただきました。
前半では、これまでの学校教育における特別支援教育の変遷や療育についての基礎知識、今までの障害に対する捉え及び医療と学校との関係についてお話いただきました。さらに、知的に高い発達障害児は、できることとできないことがあり、支援方法がはっきりしていないのが現状であるが、支援者側がしてほしいことから支援にあたると失敗することもある、その子のいいところを見つけ、その子がわかりやすいやり方で、担任一人ではなく学校全体で支援することが大切だと教えていただきました。
後半では、発達障害の診断におけるグレーゾーンのイメージを、研修者が分かりやすいように色で提示し説明してくださいました。また、普段なかなか聞けない診断の流れや診断告知、必要な検査のお話もしてくださいました。さらに、実際の症例を通して、診察での保護者や本人とのやりとりや、医療の役割を具体的に熱く語っていただきました。
講義全体を通して、医療と学校、さらに家庭や福祉が連携、協働し、将来の本人の姿をイメージしながら、子ども自身が自分のことを肯定的にとらえることができるよう支援していくことの大切さを教えていただきました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・診断の流れや方法等を知ることができ、医療の面から見た気がかりな子の捉え方が、今後の保育の何らかの糸口になるのではないかと思いました。
・具体例や医療機関で対応できること及び学校でやること等を、分かりやすく教えていただき、私の「発達障害」の捉え方が変わりました。
・発達障害児への支援について、その子たちが分かるやり方やできるやり方で、本人がやりたくなるものから取り組んでいくということをしていきたいです。
・これまでいろいろな子どもや保護者と関わってこられた経験からたくさんの症例を提供していただき、先生が大切にされていることを知ることができました。
・SSWをしていて、これまで福祉のニーズがあまりないのでは…と悩んでいましたが、福祉の必要な部分や担う役割についてお話をしてくださり、とてもありがたかったです。
カウンタ
COUNTER
17113