令和元年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

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令和元年度の研修講座

研修講座

No.7  思春期・青年期における支援
   一発達障害とゲーム・ネット・スマホ依存-  定員100名

実施日
令和元年6月26日(木)13:00~16:00
会場
福井県立図書館
講 師
愛知県医療療育総合センター中央病院 児童精神科 
医長  吉川 徹 
講師紹介
名古屋大学医学部附属病院 親と子どもの心療科 助教を経て、現職。日本自閉症スペクトラム学会常任理事。発達障害がある人とその家族の支援に積極的関わっており、デジタルメディアとの付き合い方についても、全国各地で講演活動を行っている。
受講のポイント
デジタル機器は、子どもたちにも生活の便利ツールとして浸透している。ゲームやネット、スマホ依存に陥りやすいと言われている発達障害のある子どもたちに対して、デジタル機器との付き合い方や依存に陥ったときの支援の仕方について学ぶ。
参加者
132名
講座概要
愛知県医療療育総合センター中央病院 医長 吉川 徹 氏から、「思春期・青年期における支援」について、ご講義をいただきました。
 前半では、発達障害児のデジタル機器とのつきあい方に関する現状と課題について話していただきました。ASDやADHDの特性からのICT利用の特徴や、子どもたちは実際にネットで何をしているのかということについて聞きました。耳にはしているけれどよく知らなかったゲーム用語やSNSや動画サイトについての基礎知識についても分かりやすく教えていただきました。
 後半は、ゲーム・ネット・スマホ依存に陥った児童・生徒の対応について、「大人にできること」と題して話されました。ネットやデジタル機器をいつ頃、どのように与え、子どもとどのように約束しながら進めていくとよいかについて教えていただきました。子どもの今の状態についてアセスメントすることが必要であること、最も重要なのは子ども同士の関係や養育者との関係など、子どもを取り巻く関係の評価であることを不登校の事例も交えて話されました。
 講座全般を通して、時代は後ろには戻らず、子どもたちの方がネット社会にどんどん詳しくなっていく現状を把握し、子どもたちがしていることに関心をもつことの大切さを教えていただきました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・ネット社会との上手な付き合い方について、具体的なエピソードからわかりやすく知ることができました
・ネットやゲームはやめましょうという話かなと思って受講しましたが、これからの時代を生きていく子どもたちが上手くデジタル機器と付き合っていけるよう援助していく必要性と難しさを感じました。子どもからネットやゲームを取り上げるのではなく、前向きに取り組んでいくことが大切だと思いました。
・先生ご自身が精通されているからこその核心を突いたお話を聞くことができました。具体的に教えていただいたので内容もイメージしやすく、とても楽しくお聞きすることができました。
・先生ご自身が精通されているからこその核心を突いたお話を聞くことができました。具体的に教えていただいたので内容もイメージしやすく、とても楽しくお聞きすることができました。
・世代的にも分かる話題が多く、また現場の不登校などの状況にも合っている内容で、とても勉強になりました。保護者にも聞いてもらいたい内容でした。
・ゲーム・ネット・スマホ依存の生徒に対して、自分が何かできるか、どんな支援ができるかのヒントが見つかったような気がします。

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