令和3年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

お知らせ

令和3年度の研修講座は、終了いたしました。
たくさんのお申込と、開催に当たってのご協力をいただき、
ありがとうございました。

昨年度以前の研修講座の報告


  
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R3研修講座

研修講座
No.3  発達障がいのある子どもの将来について、
                                                 保護者と共に考えていくために
実施日
令和3年8月3日(火)13:00~16:00
実施方法・会場
Microsoft Teams
講師

(株)Kaien

代表取締役 鈴木 慶太 

講師紹介
元NHKアナウンサー。長男の診断を機に、発達障がいに特化した就労支援企業Kaien を2009 年に起業。「実践 みんなの特別支援教育(旧 月刊実践障害児教育)」、「労働の科学」等の専門誌への寄稿多数。主な著書:「親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ」(河出書房新社)「知ってラクになる!発達障害の悩みにこたえる本」(大和書房)
受講のポイント
発達障がいのある人たちの就労移行支援のポイントについて知り、育みたい力について考える。また、当事者の保護者の方の体験談から、保護者の心情に配慮し、共に支援を考えていくための関係づくりについて学ぶ。
実施要項2
講義資料①
講義資料②
参加者
 88名    
講座概要

()Kaien 代表取締役  鈴木 慶太 氏から、発達障がいのある子どもの将来について、保護者と共に考えていくために」について、ご講義をいただきました。

   前半は、保護者理解の重要性について、そのための「保護者タイプ分け」や「アセスメントの構成要素」などをもとにお話いただきました。また、発達障がいの特性理解について「どうして疲れやすいのか」「発達障がいの多様性の理解」「#発達障がい 解あるある」など、具体例を示してお話いただきました。

「  後半は、就労支援について、就学中の支援制度(学校・福祉)や、実際に(株)Kaienで行われている「就活の進め方やノウハウを好きな時間に動画視聴できるサービス」や、「“穴埋め”や“選択式”で志望動機や自己PRを作成すること」「100種類以上の仕事体験-服を試着するように適職を見つける―」などを紹介いただきながら、発達障がいの方の就労支援について学びました。また、近年の動向として、これまで都心に集中していた障がい者枠求人の状況が、新型コロナウイルスやAI/ロボットの登場で今後変わる可能性があること、「障害者雇用に関する優良な事業主の認定制度の創設」により、中小企業の雇用状況が変わる可能性があること、デジタル・データ・科学を利用した支援が始まっていることなどから、将来的展望が暗いものではないということもお話いただきました。

質疑応答では、本人の告知の適切な時期や楽しみながら自分を知る方法の工夫、就労してからの二次障がいを防ぐ事前のサポートの重要性、保護者と共通の目的意識を持ち共に考えていく視点の大切さなど、鈴木先生の経験をもとにお答えいただきました。

備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます。
参加者の声

・発達障がいのある子どもの就労に関する見通しが明るいものであることが分かり、安心しました。就労支援や継続的にサポートしてくれる機関がたくさんあることも知ることができ、良かったです。

・保護者のタイプ分け、アセスメントを示していただき、保護者支援の方向性について整理できました。保護者との共通点をしっかりと確認しながら、子どもの支援を保護者と共に考えていきたいです。

・本人の告知や保護者への具体的なアプローチについて、今後の対応に役立てたいと感じました。

・進路指導に悩んでいる同僚、高校教員にも伝えたい内容でした。

カウンタ

COUNTER 9525