令和3年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

お知らせ

令和3年度の研修講座は、終了いたしました。
たくさんのお申込と、開催に当たってのご協力をいただき、
ありがとうございました。

昨年度以前の研修講座の報告


  
平成24年度  平成25年度  平成26年度  平成27年度  平成28年度   平成29年度        
        
        
平成30年度   令和元年度 
 

R3研修講座

研修講座

No.9  視覚障がい理解のための基礎知識

             見えにくい子どもへの理解と支援                         定員20名
               ※定員を超えた場合は受講をお断りする場合があります。

               ※感染症等の状況によっては遠隔講義のみになる場合があります。
実施日
令和3年8月23日(月)10:00~12:00(午前のみに変更します)
実施方法・会場
Zoomでの開催に変更します
講師
福井県立盲学校教員
講師紹介

受講のポイント
盲学校における見えにくさのある子どもたちへの教育的支援の実 際を、具体的な教材の紹介や提示方法、指導上の配慮事項につい ての講義と演習を通して学ぶ。
実施要項2
講義資料①
講義資料②
参加者
10名
講座概要

福井県立盲学校より、講義1「視覚障がい理解と弱視児童生徒への教育的支援」、講義2「重複児童生徒への教育的支援」について、お話いただきました。

当初は盲学校を会場に、講義や様々な体験活動を行う予定としていましたが、新型コロナウイルス感染拡大による福井県独自の緊急事態宣言を受け、Zoomを使用したオンライン開催となりました。

   講義1では、盲学校の概要と役割、視覚障がい、視力・視機能と発達について説明をしていただきました。説明の中では、実際に見えにくさを体験する活動も行い、見えにくさによる困りごとと働き掛けの工夫についても学びました。また、弱視児童生徒の生活場面・学習場面での行動の特徴を挙げ、その行動の背景と、対応の工夫として、板書や説明の仕方、校内の環境整備、視覚補助具の使用、UDブラウザアプリなどを紹介していただきました。

「  講義2では、視覚障がい以外に、他の障がいを合わせ有する子どもへの支援方法についてお話いただきました。大切にしていることとして、(1)興味関心を示す活動内容・展開、(2)わかりやすい学習環境の設定、(3)主体的な動きを引き出す教師の支援を挙げ、実際の様子を紹介いただきました。重複障がいのある子どもへの教育にあたって、「ゆっくりと」「ていねいに」「少しずつ」「笑顔で楽しく」「みんなとともに」を大切にし、指導・実践に取り組んでいこうという思いを語られました。

また、オンライン開催に変更となったことで、お伝えすることが叶わなかったことについては、盲学校のホームページや動画を紹介していただきました。

備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます。
参加者の声

・スライドショー等も使いながら説明をしていただき、とてもよく理解できました。遠隔であっても見えにくさを体験できる工夫があり、とてもよかったです。単に「見えない」「見えにくい」だけで終わるのではなく、少しの工夫やアイデアでできることが増えるのだということを、授業風景や教材などから感じ取ることができました。

・見えにくさの実体験で、視覚障がいについての理解が深まりました。視力と視野、光覚、色覚、眼球運動などの面での配慮が必要だということがわかりました。

・実際に見えにくさや視野の狭さなどを体験したことで、見えにくさによる困難さについて実感することができました。普段の学習や場所では言葉かけや色使いを工夫し、校外での学習など新しい場所では、何が困るか、何が不安かを本人とも相談しながら、事前に準備したいと思いました。

カウンタ

COUNTER 9525