平成30年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧
カウンタ
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21870
H30 研修講座
研修講座
No.1 通常学級におけるユニバーサルデザインの授業(小・中)
-「子どもの学びにくさ」から出発する学級経営・授業づくり- アドバンス
実施日
平成30年7月26日(木)10:00~16:00
会場
福井県立大学 交流センター
講 師
東京都立 矢口特別支援学校
主任教諭 川上 康則 氏
講師紹介
臨床発達心理士、特別支援教育士SV。筑波大学大学院修了。肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子どもに対する教育実践と並行し、特別支援教育コーディネーターとして地域の学校現場や保護者への相談支援にも携わっておられます。主な著書:「〈発達のつまずき〉から読み解く支援アプローチ」(学苑社)、「通常学級のユニバーサルデザインプランZero2 授業編」(共著書、東洋館出版社)、「気になる子もいっしょに体育ではじめる学級づくりソーシャルスキルのつまずきを学級経営に活かす応援プラン109」(共著書、学研教育みらい)、「こんなときどうする?ストーリーでわかる特別支援教育の実践」(学研プラス)など多数。
受講のポイント
授業のUD化について広く知られるようになってきた一方で、実際の授業の中でどのように活用していくかについては様々な悩みが聞かれます。UDの視点を生かした授業や学級経営の具体的な実践について、「子どもの学びにくさ」に視点を当てて、より深く学びます。
参加者
264名
講座概要
午前は、「学びにくさ」のある子どもたちの気持ちや特性、支援のポイントについてお話しいただきました。子どもを変えるのではなく、授業づくりや学級経営の中で子どもたちの価値や前向きな行動を高めていく視点や手立てについて、具体的な体験・演習をしながら学びました。
午後は、「たぬきの糸車」を題材に、学びにくさのある子どもたちの参加感を高め、物語の読みを深めるためのポイントや手立てについて、演習を交えてご紹介いただきました。教師の教えさすさや簡単にできる方法から授業を考えるよりも、子どもの「学びにくさ」から出発して授業づくりを行うことが大切であることを、子どもの立場を体験することを通して学ぶことができました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます
参加者の声
・講義自体が「ユニバーサルデザインの授業」そのもので、とても分かりやすかったです。
・子どもたちがどのように感じて日々の授業を受けているのかを体感しながら受講することができ、授業への参加感を高めることの大切さを実感することができました。
・学級にいる児童や日々の教室の様子を思い起こし、「わかる!」「こんなことあったな」と納得しながら演習に取り組むことができ、内容がスムーズに頭や心に入ってきました。
・実践的な内容のみならず、教師としての心構えを学んだ気持ちになり、今後、自身の教師としての在り方を考えていきたいと思いました。
・「できない」「聞けない」といった捉え方が間違っていたことに気づき、出来ないことへの背景を探り、子ども理解を深めることの大切さを痛感しました。