平成30年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

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H30 研修講座

研修講座

No.2  特別支援学級・通級指導教室での取組

      -校内での連携を意識した学級経営のあり方-

実施日
平成30年8月24日(金)13:00~16:00
会場
福井県立図書館
講 師
県内教員による実践報告
県高校教育課主任
講師紹介

受講のポイント
 小・中学校の特別支援学級や通級指導教室における指導の実際や学級経営の工夫点について紹介していただきます。また、校内での連携を意識した取組について考えます。
参加者
99名
講座概要

 はじめに、県高校教育課特別支援・発達障害児教育グループ前田由紀指導主事より、福井県の特別支援教育の現状として児童生徒数の推移、個別の指導計画作成状況、免許保有率についての説明や、刊行物の紹介をしていただきました。

次に、「実態を把握し、連携しながら取り組む特別支援」をテーマにした福井市社西小学校の久保貴弘先生の発表では、支援のポイントとして、一人で抱え込まず学校全体で取り組むことや、子どもの興味関心やアイデアから活動を広げていくことなどが報告されました。次に、「中学校特別支援学級での取組」をテーマにした小浜市立小浜第二中学校の中本秀則先生の発表では、学級の課題をコミュニケーションスキルの向上と捉え、地域の人たちと連携したり、地区の合同学習会を活用したりなど、学校の外にも活動を広げていく取組が報告されました。最後に、「通級指導のコミュニティづくり」をテーマにした勝山市野向小学校の山田啓子先生の発表では、通級指導の概要についてや、保護者や校内での丁寧な連携、金銭学習のスモールステップでの取組などの具体的な実践が報告されました。
 
最後に、前田指導主事より、好きなことや得意なことに目を向けること、合理的配慮を考える上で安心できる人や環境の中で、本人の意思表明ができることが大切であることなどのご助言をいただきました。

  
備考

参加者の声

・学校や学級の状況や環境が違うなか、先生方が工夫されている取組はすばらしいと思いました。このような取組は校内で引き継いでいけるとよいと思います。

・特別支援学級の児童生徒に対して、「たくさんの人とのかかわりを持たせること」「生徒の意見やアイデアを活かすこと」が大切であることがわかり、大変参考になりました。

・子どもの声から授業を作ることが大切だと感じました。自分自身、子どもの声をあまり聞いてなかったなと反省しました。これからは子どもとしっかり向き合いたいと思います。

・通級による指導の中心は自立活動であることを学びました。通級指導でどんなことを目標にしていくのか、しっかりと実態把握をした上で、計画を立て、実践していかなければならないと思いました。