平成30年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

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H30 研修講座

研修講座

No.4  特別支援教育を活かした笑顔あふれる学校づくり【管理職対象】     

実施日
平成30年5月18日(金)14:30~16:30
会場
福井県立大学 交流センター
講 師
岐阜県多治見市立陶都中学校
校長  中嶋 信啓 
講師紹介
 岐阜大学教育学部体育学科卒業。岐阜県内の小・中学校で教鞭をとった後、県内の教育事務所の指導主事、多治見市教育研究所の主幹、県内小・中学校の教頭、校長を歴任され、平成28年度より現職。多治見市教育研究所在職中、多治見市が設立したインクルーシブ教育推進委員会の事務局として関与されました。陶都中学校は平成26年度より、文部科学省や多治見市における特別支援教育関連事業等の指定や推進校を受けておられます。平成29年11月、兵庫教育大学主催「特別支援教育担当指導主事アドバンスセミナー」において、実践に基づいた成果報告をされました。
受講のポイント
 特別支援教育の視点を学校経営に取り入れ、授業改善や不登校対策等の学校課題に取り組んだ実践をご紹介いただきます。(平成29年度文部科学省「発達障害に関する教職員等の理解啓発・専門性向上事業」の指定を受けておられます)
参加者
参加者合計:212名
講座概要
  特別支援教育の視点を取り入れた校内体制づくりや授業づくりを考えることを目的に、多治見市立中嶋信啓校長先生を講師に迎えてご講義いただきました。
 ご講義のポイントは
・特別支援教育の充実は、教師の資質が向上し、生徒が笑顔になること
・生徒が笑顔になる理由は、学力、自尊感情の高まりであること
・向上する教師の資質は、表現力、授業力、実態把握力であること
・授業力は協働学習に取り組むことで高めることができること
・協働学習では学びやすい環境整備と学びを深める環境整備を行うユニバーサルデザ  
 インを取り入れること
・生徒の実態把握のために、スクリーニングやハイパーQUを活用し、個別の教育支
 援計画を作成し、改善を図ること
・不登校対応として、レベルを5に分けて把握し、レベル別の対応を行うこと
 このような取組と同時に、中嶋校長先生は、校内をよく歩き、生徒だけでなく、教師のよいところも見える形で評価し、教師の自尊感情も大事にされているとのことでした。
 陶都中学校では、生徒自身も学校経営に参画しながら、満足度の高い学校生活を送っており、学校ぐるみで岐阜県一の学校を目指しているとのことでした。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます
参加者の声
・随時、生徒の満足度を評価し、振り返りながら次に生かすことは有効だと思いまし 
 た。
・具体的で分かりやすい話で、学校経営のヒントをたくさんいただけました。
・校長としての「やる気」を高めさせてもらえる研修会でした。
・スクールプランの実現に向けてやるべき方向が見えてきました。
・校長の立場でどのように学校の現状を分析し、どのような対応をとったかを示して
 いただき、明日から実践してみようと思えるものばかりでした。
・特別支援教育の視点は学力向上につながるとともに、自尊感情を高めることにつな
 がることがよく分かりました。
・校長として、どのような考えで学校経営をしているのかを知ることはとても大切な
 こと。校種や規模が違ってもUDや自尊感情などキーワードにこだわりをもって経 
 営していく必要があると感じました。