平成30年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧
カウンタ
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21870
H30 研修講座
研修講座
No.7 通常学級で活用できる読み書きに困難のある子どもへの早期支援
-多層指導モデル(MIM)の具体的な実践を通して-
実施日
平成30年7月24日(火)10:00~16:00
会場
福井県立大学交流センター
講 師
福岡県飯塚市立 飯塚小学校教諭 ※ 持ち物の追加があります
飯塚市通級指導教室担当 B4サイズ程度の板をお持ちください。
杉本 陽子 氏 (例:画板,バインダー,ホワイトボード)
講師紹介
飯塚市発達支援アドバイザー、飯塚市MIMコーディネーター、特別支援教育士。小学校の通常学級担任、特別支援学級担任を経て、平成19年度から飯塚市LD・ADHD通級指導教室を担当しています。飯塚市では市内全校でMIMを実践していますが、その流れを作られた先生です。飯塚市でのMIMのアドバイザーとしてだけでなく、全国にMIMを発信してくださっています。主な著書:「特別支援教育はじめのいっぽ!算数のじかん」「特別支援教育はじめのいっぽ!国語のじかん」「特別支援教育はじめのいっぽ!漢字のじかん」(学研)、「多層指導モデルMIMアセスメントと連動した効果的な読みの指導」(学研)、「LD学習障害の見え方・感じ方」(ミネルヴァ書房)
受講のポイント
MIMは、通常学級での学習につまずきを示す子どもの早期把握・早期支援を実現するためのアセスメントと指導が連動した学力指導モデルです。福岡県飯塚市内全校で実践しているMIMを紹介していただきます。また、支援ツールを用いた授業の演習を通して、低学年の読み書き支援を具体的に学びます。
参加者
参加者 212名
講座概要
飯塚市立飯塚小学校教諭で、飯塚市通級指導教室担当の 杉本 陽子 氏から「1stステージの具体的な指導 ~子どもの「読めない」に応じた支援のヒントをつかもう~」「2nd・3rdステージの 具体的な指導 ~アセスメント結果を指導に活かすコツをつかもう~」について、ご講義をいただきました。
午前は、「1stステージの具体的な指導」を中心に、読みにつまずきのある子どもの体験や、MIM-PMのアセスメント結果からクラスレポートの見方や結果の活かし方について、詳しくお話していただきました。また、実際に教材を用いて、学級の課題や、子どものつまずきに応じた具体的な指導の実際を教えていただきました。
午後は、「2nd・3rdステージの 具体的な指導」について、ステージごとの指導法を、動画や教材で多数ご紹介いただきました。また、MIMの「ことば絵カード」や「ちょっとプリント集」を用いた演習では、楽しみながら読む力を付けていくゲームをたくさんご紹介いただきました。
最後に、これまでMIMを自治体として導入し、地域ワイドで取り組んでこられた杉本先生の数々の実践から得られたエビデンスとしての、できるようになった経験やがんばりを認められた経験を通じて、子ども達が肯定的な自己像を築き上げ変わっていく姿や、またそれに伴う教師の意識の変容についても、熱く語ってくださいました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます
参加者の声
・学校にMIMの教材はありましたが、活用できていませんでした。今日の研修でアセ
スメントの解釈や具体的な指導法を教えていただき、大変参考になりました。
スメントの解釈や具体的な指導法を教えていただき、大変参考になりました。
・低学年に合わせた支援の姿勢を学びました。校内の先生方にも広めていきたいで
す。
す。
・今まで、読めないのに書かせる指導をしていました。読むことに特化した指導を心
掛けたいと思いました。
掛けたいと思いました。
・一人一人につけてあげたい力を明確にした指導を行い、子ども達にできる喜びを実
感させてあげたいと思いました。
感させてあげたいと思いました。
・指導方法や声掛けの仕方は、MIMだけでなく他教科の指導や学習の中でも応用でき
ると思いました。アレンジして取り組んでみたいと思います。
ると思いました。アレンジして取り組んでみたいと思います。