平成30年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

昨年度以前の研修講座の報告


◆過去の研修講座の報告はこちらから
       →  
平成24年度  平成25年度  平成26年度  平成27年度  平成28年度   平成29年度
              平成30年度      平成31年度


 

カウンタ

COUNTER 21870

H30 研修講座

研修講座

No.9  福祉と学校との連携のあり方
     一事例の紹介を通して-   アドバンス

実施日

平成30年8月3日(金)13:00~16:00

会場

福井県特別支援教育センター から,
福井県自治研修所 に変更しました

講 師

福井県相談支援専門員協会                   ※ 講師へのご質問がある方は
代表  佐野 周一
 氏           質問用紙を各自印刷して
                        当日受付へご提出ください。

講師紹介
社会福祉士。障害者支援施設「希望園」副施設長。平成13年より地域療育支援事業コーディネーターとして、奥越圏域の障害児・者の相談業務に携わってこられました。平成26年度より現職。相談支援活動中は、福祉サービスを希望される方以外にも、就労支援、引きこもり支援、経済的な相談支援等いろいろな人に携わってこられました。先進地域の先輩から学んだ「抱え込まない・丸投げしない・けんかをしない・一人勝ちしない」をキーワードに、他機関との連携の大切さを意識しながら相談活動に臨んでおられます。
受講のポイント
通常学級の先生方が知っておくとよい福祉サービス利用の流れや計画相談に関する内容を学びます。また、相談支援専門員としてかかわられた様々な事例の紹介を通して、福祉と学校との連携のあり方について考えます。
参加者
参加者 146名
講座概要
 福井県相談支援専門員協会顧問の佐野周一先生から、前半は障害者手帳の取得方法、各種福祉サービスについて御講義いただきました。手帳の種類によって、申請の流れや更新(再認定)の期間等が異なること、手帳所持による公共交通機関や有料道路の割引、医療費助成などのサービスを受けられることがあることなどを、具体的にお話していただきました。また、手帳がなくても受けられるサービスや最新の福祉サービスについての情報もお話していただきました。
 後半は、相談支援専門員として様々なケースにかかわってこられたご経験から、相談支援専門員の立場から考える福祉と教育の連携のあり方について、御講義いただきました。サービス等利用計画の作成では、サービス利用状況把握や見直しのために、学校の担当教諭に会議への参加を求める際には、必要があれば依頼文も作成するとのことでした。また、相談支援事業所が学校から提供してほしい情報や、学校に伝えたい情報などについて具体的にお話くださいました。最後に、具体的な事例から、学校としてできる支援やどの関係機関とつながるかについて話し合う演習を行いました。事例の内容は様々でしたが、話し合う中で、学校と福祉の連携の形を具体的にイメージすることができました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます
参加者の声
・福祉サービスの基礎知識や福祉サービスについて、分かりやすく教えていただきま
 した。具体的なケースから話し合う演習で、福祉と学校との連携の大切さを再認識
 しました。
・今まであまり深く考えたことがありませんでしたが、これからの教育現場で大切な
 ことだと感じました。もっと福祉について知るべきだと思いました。
・担任として、一人で抱え込まず、外部の専門機関と連携することの大切さが分かり
 ました。具体的にどのような専門機関と連携するのかが分かり、とても貴重な情報
 を得ました。
・福祉サイドの思いを聞けた貴重な研修でした。手帳や就労についての理解が深まり
 ました。
・福祉と学校との「顔の見える連携」を大事にしていきたいと思いました。
・相談できずに悩まれている保護者に、情報提供したり、福祉サービスにつなげたり
 できる職員を目指していきたいです。