平成29年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧
カウンタ
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35237
H29 研修講座
研修講座
No.4 交流及び共同学習の取組
一互いに理解し、学び合う交流をめざして-
一互いに理解し、学び合う交流をめざして-
実施日
平成29年8月24日(木)13:00~16:00
会場
福井県特別支援教育センター
講 師
県内教員による実践報告
県高校教育課主任
県高校教育課主任
講師紹介
受講のポイント
「地域で学び育てる特別支援教育モデル事業」のもと、交流及び共同学習を実施した福井県内の特別支援学校、および小・中学校双方より実践報告していただき、子どもが育ち合い、学び合うための活動の進め方やポイントについて考えます。今年度、同事業で交流及び共同学習を実施されている学校にお勧めします。
実施要項
参加者
参加者合計 59名
講座概要
本講座では、特別支援学校と小・中学校との交流及び共同学習の三つの実践を発表していただきました。
一つ目の実践として、福井特別支援学校小林千春先生、福井市安居中学校梅村泰枝先生より、それぞれの学校で活動を実施したこと、丁寧な事前学習や合理的配慮を検討しながら担当者同士が綿密に打ち合わせをしたことにより、生徒主体で無理なくかかわりが深まる学習となり、今後も両校の負担が少ない形で複数回実施できる取組が大切だと発表していただきました。
二つ目の実践として、清水特別支援学校角田多美先生、加畑千春先生、福井市殿下小・中学校齊藤うめこ先生、冨田真津美先生より、事前学習を丁寧に行うことで具体的なかかわり方をお互いに知り合うことで、一緒に活動を楽しむ気持ちが育ち、自然に自分たちで考えてかかわることができたという成果が得られたこと、今後は、児童生徒の内面的な変容を追って評価し、般化につながるよう促していく必要があるということを発表していただきました。
三つ目の実践として、嶺南東特別支援学校濱本園子先生、若狭町立気山小学校赤城美紀先生より、両校が長年継続して交流学習を行っていることで、社会性や思いやりの心、リーダー性が育っているという成果がある一方で、反省を次年度に生かしたり交流学習の目的を確認したりすることなど、継続していくための難しさについても発表していただきました。
発表の後は、参加者がそれぞれの勤務校で行っている交流及び共同学習の取組について報告し合ったり、課題や悩みについて話し合ったりしました。
最後に、県高校教育課特別支援・発達障害児教育グループ玉澤良崇主任より、特別支援教育のこれまでの流れや合理的配慮、交流及び共同学習の意義について、具体的な地域との交流の例も挙げながら説明していただきました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要、当日の様子(写真)、参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・事前打ち合わせから事後指導まで丁寧に進められていて、両校にとって意味のある交流であったと思います。
・交流学習をするにあたって、児童の内面的な成長、変化を見取っていく必要があると思いました。その工夫や改善点について考えていきたいです。
・年間を通して同じペアで活動をすること、事前学習で使ったカードを事後指導でも活用し教師がコメントを書き込んで返すことなど、具体的な取組がとても参考になりました。
・情報交換の中で特別支援学校の先生から交流学習についての現状や悩み、小学校側の意識の持ち方について教えていただき、とても参考になりました。