平成29年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

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H29 研修講座

研修講座

No.8 ②  より良い就学支援に向けて (関係機関対象)
     

実施日

平成29年5月17日(水)13:00~16:00

会場

福井県特別支援教育センター

講 師

特別支援教育センター所員

講師紹介

受講のポイント
就学相談に必要な「情報収集のポイント」や「調査員としての意見のまとめ方」について演習を通して学びます。就学時にかかわる関係機関の方にもお勧めします。
参加者
参加者合計 44名(嶺南会場で受講した7名を含む)
講座概要
 今年度は初の試みで、教育関係者向け(就学調査員対象)と保育・医療・福祉の関係機関向けの二本立てで行いました。教育関係者向けの講義は、インターネット回線を使って嶺南会場(嶺南教育事務所)にライブ配信をしました。
 はじめに受講者全員に対し,インクルーシブ教育システムを念頭に置いた就学先決定の仕組み、就学相談の流れ、保護者の心情への配慮についての講義を行いました。その後、教育関係者と関係機関向けの講義をそれぞれ行いました。
 教育関係者向けの講義では、子どもの観察・園や保護者への聴取の観点等、調査員としての実務的な役割や内容について説明しました。
 講義の後、就学にかかわる資料から子どもの実態をとらえ、支援を見立てる演習を行いました。受講者はまず、就学の手引きをもとに個人で考えました。次に行ったグループでの意見交換では、観察や聴取で見聞きしてくる観点について再認識できました。また、嶺北・嶺南の両会場で、グループ協議の内容を報告し合い、共有しました。
 関係機関向けの講義では、福井県の特別支援教育の場と就学先決定の仕組みについて、事例を使って具体的に説明しました。
 講義の後、グループで事例検討を行いました。また、受講した理由や、今日の講座で分かったことなども意見交換しました。関係機関の受講者は、教育委員会の役割や保護者との合意形成の進め方、多様な学びの場について再確認できました。
 最後に受講者全員に対して、当センター所長より、まとめと助言を行いました。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要、当日の様子(写真)、参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・初めて市町の就学調査員になりました。制度や仕組み、自分の役割に不安を感じていましたが、見通しがもてました。
・観察や聴取の観点が、支援を考えるときの参考になりました。
・意見交換を通して、自分が資料を作成する際のシュミレーションができました。資料を作成するポイントも学べました。
・演習では、他の機関の受講者と意見交換ができ、別の視点から支援方法を考えることができました。
・講義やグループ協議を通して、就学期の保護者支援の大切さを再認識しました。