平成28年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧
カウンタ
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30169
H28度 研修講座報告
研修講座
No.1 「通常学級におけるユニバーサルデザインの授業」(小・中)
-一人ひとり(個)とみんな(集団)への双方向支援のあり方-【終了】
-一人ひとり(個)とみんな(集団)への双方向支援のあり方-【終了】
実施日
平成28年8月10日(水)10:00~16:00
会場
福井県立大学 交流センター
講 師
東京都立青山特別支援学校
主任教諭・特別支援教育コーディネーター
川上 康則 氏
主任教諭・特別支援教育コーディネーター
川上 康則 氏
講師紹介
東京都生まれ。臨床発達心理士、特別支援教育士SV。筑波大学大学院修了。肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子どもに対する教育実践と並行して、特別支援教育コーディネーターとして地域の学校現場や保護者への相談支援にも携わっておられます。通常学級における特別支援教育では、集団のメカニズムを重視され、クラス全体への支援を大切にされています。主な著書:「<発達のつまずき>から読み解く支援アプローチ」(学苑社)、「通常学級でできる 発達障害のある子の学習支援」(ミネルヴァ書房)、「通常学級のユニバーサルデザイン プランZero2 授業編」(共著書、東洋館出版社)など多数。
受講のポイント
授業のUD化の実践が増えるとともに、個別の配慮の程度や周囲への理解の促し方など、様々な悩みが聞かれるようになりました。より多くの子がわかる授業について、個別の配慮と学級経営の視点から学びます。
実施要項
参加者
参加者合計 315 名
講座概要
午後は、障害者差別解消法の施行を受けて、合理的配慮の申請に対する対応とともに、差別をなくすための子どもの心の育成が大切であることを学びました。また、児童書「お手紙」を用いた演習を通して、障害特性に配慮した、子どもが面白いと思える授業づくりのポイントを理解することができました。通常学級の特別支援教育には、集団づくりと授業改善が大切であることを実感できた1日でした。
東京都立青山特別支援学校の川上康則先生から、午前は、つまずきと思える行動の背景には、自尊感情の低さや大人の愛情を確認したい気持ちなど様々な要因が考えられることを、具体的な事例を交えてお話しいただきました。その上で、子どもが「分からない」と言える居心地が良い学級経営の大切さや、子どもに振り回されない対応のポイント、授業を子どもの学びにくさから見直すことで、子どもが輝けることなどを学びました。 |
参加者の声
・学級のみんなを大切にすることが、つまずきのある子どもを支援することに繋がることが納得できました。
・分からない、とすぐに言う子どもの行動を『宝』と考えたことがありませんでした。自分の考えが大きく変わりました。 ・指導方法を実際に体験しながらお話を聞けたことで、子どもの立場になって自分の授業を見直すことができました ・理論は勿論、実践例も分かりやすく、この講義そのものがユニバーサルデザインだと思いました。 ・子どもたちを授業に参加させ、巻き込んでいくコツがよく分かりました。 ・自分の学級ですぐにでもやってみたい、試してみようと思う話がたくさんあり、意欲がわきました。 |