平成28年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

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H28度 研修講座報告

研修講座
No15 インクルーシブ教育の実現に向けて(特支校) 【終了】
       -職業教育を通した地域との交流-
実施日
平成28年8月5日(金)13:00~16:00
会場
福井県特別支援教育センター
講 師
県内教員による実践報告
県高校教育課主任
講師紹介

受講のポイント
地域の特産や学校での作業を生かした地域交流の報告から、福井県が取り組んできた高等部段階での共生社会に向けたインクルーシブ教育システムについて考えます。
参加者
22名
講座概要

 まず、県高校教育課特別支援・発達障害児教育グループ玉澤指導主事より、「インクルーシブ教育の実現に向けた福井県の交流及び共同学習」について概要を説明していただきました。

 次に、県内特別支援学校高等部3校の実践発表がありました。奥越特別支援学校・石田順子先生は、パンの製造・販売活動を通した地域の人々との交流、福井南特別支援学校・山本巧先生は、ゲストティーチャーから学んだビルクリーニング、嶺南西特別支援学校・吉村定浩先生は、地域の高校生と企業や市社会福祉協議会を巻き込んだへしこの製造やPR活動などについて、詳しく発表していただきました。

 その後、グループ協議を行い、参考になったことや今後取り入れたいと思ったことについて、意見交換を行いました。地域の方々と直に触れ合うことのよさや、社会とのつながりを感じることで販売活動に意欲が湧くことなどが話し合われました。
 最後に、玉澤指導主事より、これからの交流及び共同学習の在り方について、次期学習指導要領にも触れながら、「校内」から「校外」へ、「先生・友達」から「地域住民」へ学習活動を広げたり深めたりすることの大切さについて、助言をいただきました。

参加者の声

・地域に参加するだけでなく地域に貢献することの大切さを、3校の発表を聞いて実感することができました。

・3校の高等部の取組を通して、本物に触れる大切さは、特別支援学校でも小・中学校でも同じであると感じました。

・他校が行っている販売活動やゲストティーチャー、交流の場など、いろいろな実践について知り、今後の活動を広げていく上で参考になりました。

・交流そのものが目的ではなく、交流や地域参加によって、子どもたちが自信や評価を得られること大切ではないかと感じました。

・「校内で完結しない指導」という助言が印象深かったです。今後指導していく中で、常に頭の中に入れておきたいと思います。