平成28年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

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H28度 研修講座報告

研修講座
No.2 特別支援学級・通級指導教室での取組 【終了】
           -校内での連携を意識した学級経営のあり方-
実施日
平成28年8月24日(水)10:00~16:00
会場
福井県立図書館
講 師
福井県立図書館県内教員による実践報告
県高校教育課主任
講師紹介

受講のポイント
小・中学校の特別支援学級・通級指導教室における指導の実際や学級経営の工夫点について紹介していただきます。また、通常学級との交流など、校内での連携を意識した取組について考えます。
参加者
84名
講座概要

 まず、県高校教育課特別支援・発達障害児教育グループ石田由紀子指導主事より、「福井県の特別支援学級・通級指導教室の現状」として、教育課程の実際や、校内体制作りの視点、具体的な実践などについて説明していただきました。

次に、永平寺町志比小学校の野路昌美先生から、「子どもが好きなことをとことんする」取組を、また、福井市成和中学校の田辺由美子先生からは、学校際の販売活動と結びつけた生活単元学習の「ポップコーン物語」の取組を、そして、越前市武生西小学校の中野秀明先生からは、自己理解を促すための「いいとこビンゴ」や「ようかいクイズ」の取組を、それぞれ発表していただきました。また、各実践の中で、校内での様々な連携における成果や課題、留意点などについても御発表いただきました。

その後、参加者がそれぞれの勤務校で行っている「校内での連携を意識した取組」について、小グループで情報交換を行いました。
 最後に、石田指導主事より、これからの特別支援学級や通級指導教室での連携の意義やあり方について、助言をいただきました。

参加者の声

・具体的な実践例から、特別支援教育における連携の大切さを知ることができました。一人で抱えるのではなく、学校や、地域・諸機関で情報交換しながら連携していくことが大切だと学びました。

・具体的な実践について、実際に実践されている先生方のお話を聞くことができました。2学期からの指導に活かしたいと思います。

・子どもが見通しをもつために「終わりから活動する」ということや、「子どもの好きなことから広げていく」という視点で教材を作り、工夫することが大切だと、改めて思いました。

・進路については、他機関との連携も含めて、校内の教員同士が連携を密にしていくことが大切だと感じました。

・実践発表にあったような、ゲームを通じて自己理解につながる取組を実践してみたいと思いました。

・異校種の先生方と情報交換する中で、具体的な対応策についてアドバイスをもらいました。実践を聞いたり、情報交換をしたりする機会が、今後もあると助かります。