平成28年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧
カウンタ
COUNTER
30169
H28度 研修講座報告
研修講座
No.3 不登校や思春期の問題にひそむ精神的疾患とその対応【終了】
実施日
平成28年7月28日(木)13:00~16:00
会場
福井県特別支援教育センター
【変更】 会場が変更になりました
ユー・アイふくい
【変更】 会場が変更になりました
ユー・アイふくい
講 師
医療法人寿人堂 みどりヶ丘病院院 長
綱澤 卓也 氏
綱澤 卓也 氏
講師紹介
敦賀市生まれ。平成7年に福井医科大学(現・福井大学)医学部を卒業後、科に勤務し、平成19年度より現職。その他、精神保健指定医、精神科専門医、丹南健康福祉センター嘱託医として活躍されています。思春期の問題の中には、精神疾患や周囲の配慮が必要なケースがあるため、早期の気づきや対応を大切にされています。その上で、「いま、本人にとって大切なことは何か」を当事者やその家族、関係者と一緒に考えながら、日々の診療活動に取り組まれています。
受講のポイント
思春期の不登校や様々な問題行動には、精神的疾患が潜んでいることがあり、すべてを思春期心性として考えることは危険です。児童思春期の注意すべき疾患と、治療や対応について学びます
参加者
351名
講座概要
医療法人寿人堂 みどりヶ丘病院長の綱澤卓也先生から、不登校や思春期の問題にひそむ精神的疾患について御講義いただきました。はじめの講義は、不登校の定義と、その背景に精神的疾患が明らかになるケースが多々あるということ、さらにその兆候に早期に気づき、専門機関へつなげていくことが大切であるという内容でした。子どもの会話や行動、日常生活面、興味関心の変化が、早期発見のポイントになるとのことでした。 次に具体的な精神的疾患として、統合失調症、うつ病、不安障害、解離性障害などを挙げ、広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害も含めて、それぞれの具体的症状や医療的な立場での治療法、家族や周囲ができる支援方法などについて説明をいただきました。例えば、うつ病の場合、「本人は怠けているのではなく病気である」という正しい理解を、周囲に促すことの大切さや、本人の気晴らしのために家族が外出に誘ったり、催し物を開いたりするのは、絶対にやめてほしいとのことでした。 |
参加者の声
・不登校には、その原因となる様々な精神疾患が隠れており、その症状の具体的な説明が大
変参考になりました。
・各病状の対応について、具体的に学ぶことができました。今後、医療の知識についてもしっ
かり学んでいかなければならないと思いました。
・多様な精神疾患に関する知識を得ることで、子どもの気がかりさについて、広い視野で考
え、対応できるようになると思いました。医療機関につなげることも大切なことだと再認識で
きました。
・生徒の様子や行動を普段からしっかり見ていくこと、精神疾患が疑われる場合には早急に
受診を勧めるべきケースもあることが分かりました。綱澤先生の資料をもう一度見直したい
です。
変参考になりました。
・各病状の対応について、具体的に学ぶことができました。今後、医療の知識についてもしっ
かり学んでいかなければならないと思いました。
・多様な精神疾患に関する知識を得ることで、子どもの気がかりさについて、広い視野で考
え、対応できるようになると思いました。医療機関につなげることも大切なことだと再認識で
きました。
・生徒の様子や行動を普段からしっかり見ていくこと、精神疾患が疑われる場合には早急に
受診を勧めるべきケースもあることが分かりました。綱澤先生の資料をもう一度見直したい
です。