平成28年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧
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30169
H28度 研修講座報告
研修講座
No8 特別支援教育におけるICT活用
-アシスティブ・テクノロジーの効果的な導入をするために-【終了】
-アシスティブ・テクノロジーの効果的な導入をするために-【終了】
実施日
平成28年8月9日(火)10:00~16:00
会場
福井県立大学共通講義棟
講 師
国立特別支援教育総合研究所
教育情報部 総括研究員 金森 克浩 氏
教育情報部 総括研究員 金森 克浩 氏
講師紹介
昭和61年より東京都の肢体不自由養護学校に22年間勤務した後、平成20年より現職。アシスティブ・テクノロジーを専門に研究を行っており、全国にアシスティブ・テクノロジーの意義や実践・情報を発信し続け、全国のネットワークづくりも精力的に行っておられます。主な著書:「特別支援教育におけるATを活用したコミュニケーション支援」(執筆代表、ジアース教育新社H22)、「ICTって何だろう?「できる」「わかる」「楽しい」を三つの”A”で実現しよう」(実践障害児教育H23)、「(実践)特別支援教育とAT(アシスティブ・テクノロジー)第1集~第7集」(編集代表、明治図書出版H24~ H27)
受講のポイント
障害による物理的な操作上の不利や障壁を、機器を工夫することによって支援しようという考え方が、アシスティブ・テクノロジーです。子どもたちが十分に力を発揮できる支援のあり方について、事例をもとに学びます。
参加者
参加者合計 86名
講座概要
午後からは、iPadを用いた演習を行いました。2~3名でグループを組み、iPadを触りながら、基本的な機能を習いました。文字の読み上げや文字と背景色の反転など、知っていると便利な機能をたくさん教えていただきました。後半は、「BookCreator」のアプリを用いて、画像を取り込んだスケジュールの作成の仕方を習いました。教材作成はどのグループも大変盛り上がり、有意義な時間となりました。その他、多くのアプリを紹介していただき、9月からの授業づくりのヒントをたくさんもらえました。
国立特別支援教育総合研究所の金森克浩先生から、特別支援教育においてICTを活用することの意義や効果的に活用するための配慮や工夫について御講義をいただきました。午前は、はじめに障害者基本法の改正や共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)から、「合理的配慮」と「基礎的環境整備」についての説明がありました。その後、特別支援教育の中でのICT活用をすることのポイントは、社会参加と自立を促すこと、コミュニケーションを支援すること、学びの楽しさを知ることであると教えていただきました。つまり、ICTを使うこと自体が目標ではなく、子どもの学びを促進することや困難さを支援することが大切だということです。 |
参加者の声
・障害の実態に応じたタブレット端末の様々な活用法や、学習や生活支援アプリについた学ぶことができました。クラスの子どもたちのニーズに合う教材を選択して実際に活用していきたいと思いました。
・iPadの写真や動画、メモのアプリを使うだけでも授業に有効活用できることが分かり、教材作成に生かせそうです。 ・授業づくりを助けるためのツールとして、 iPadを活用するという考え方が大切だということが分かりました。 |