令和4年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

お知らせ

研修講座 掲示板

令和4年度の研修講座は、全て終了いたしました。
多くの方にご参加いただき、また、開催に当たってのご協力をいただき、
ありがとうございました。
         

昨年度以前の研修講座の報告


  
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R4 研修講座のご案内


◆ パンフレット(pdf)
 
R4研修講座パンフレット.pdf
 

 パンフレットに記載されている予定会場は、変更になる場合があります。
   

講座開催日の約1ヶ月前に本ページで「詳細な実施要項」を公開します。
 「詳細な実施要項」で会場や準備物を必ずご確認ください


R4研修講座

研修講座
No.2  発達障がいの基礎   ー思春期・青年期ー
実施日
令和4年7月27日(水) 13:00~16:00   
実施方法・会場
Microsoft Teams

講師
神奈川県立総合教育センター  教育相談専門員 笹谷 幸司 
講師紹介
インクルーシブ教育実践推進高等学校の校長を歴任。様々な講演会等の講師やシンポジストとして、高校の特別支援教育の理解啓発にご尽力された。高校における特別支援教育の推進に関する文部科学省有識者会議調査研究協力者、内閣府オリパラ心のバリアフリー委員等を務める。
受講のポイント
発達障がいのある思春期・青年期の生徒の特性や支援の基本について、共生社会に向けた取組や障がいのある生徒もない生徒も共に学び育つインクルーシブ教育実践推進高等学校におけるエピソードから学ぶ。
実施要項2
講義資料①
講義資料②
参加者
72名
講座概要

神奈川県立総合教育センター 教育相談専門員 笹谷 幸司 氏から、「発達障がいの基礎 -思春期・青年期-」について、ご講義をいただきました。

部では、小中学生・高校生のスペシャルニーズについてお話がありました。保護者の信頼を得て子どもを支援するために、発達障がいや自閉症の言葉を用いて保護者に不安な思いをさせないことが大切だと初めに押さえていただきました。その上で、事例を通して子どもの見せている姿にどのような背景や困りがあるかを考えました。支援にあたっては、各学校で目標を定め特別支援教育を進めていく大切さについてお話しくださいました。

 部では、神奈川県立綾瀬西高校での高校通級の取組について紹介がありました。導入1年目は生徒指導に力を入れてきた学校の強みを生かして規律指導等に取り組んだ、2年目はリソースルームを整備して個別学習を始め、合理的配慮の概念について教職員で共通理解を図った、3年目はカリキュラムを改編し、生徒の自尊心を考慮した上で、自立活動を実施した、との経過をお話しくださいました。また、通級対象生徒を確定していくまでの明確なプロセスや、通級の実施後に生徒指導件数や未卒業者が半減したといった成果などもお示しいただきました。

 第部では、県立高校で知的障がいのある生徒を受け入れた高校インクルーシブ教育の実践紹介がありました。TT授業の導入や少人数授業の拡大等の通常学級での学習支援に加えて、学校設定科目の工夫や個別の指導計画の作成、インターンシップの実施についても話題提供があり、高校におけるインクルーシブ教育について実践校の取組を通して考えました。
 講座においては、終始、特別支援教育の最後発の高校にこそできることがあるというお考えや、組織や体制作りは専門性のある一部の教員に頼るのではなく、チームとして取り組むことが大切だというお話があり、高校における特別支援教育の話題から今後の特別支援教育を改めて考える機会となりました。

備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・子どもに合ったスペシャルニーズに応えていくことで問題の解決につながっていくことが分かりました。一人一人の生徒に向き合っていきたいです。

・今後、高等学校での改革が必要だと思いました。そして、学校の実情に合わせて支援の方向や目的を明確にすることが大切だと思いました。

・保護者の安心を得て信頼関係を築いていきたいです。

・専門性のある一部の教員に頼るのではなく、チーム作りが大切というお話も、今の福井県の現状において必要だと考えさせられました。

・特別支援学校高等部のカリキュラムの在り方も、時代に合わせて変えていかなければならないのではないかと感じました。

写真1
写真2
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