令和4年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧

お知らせ

研修講座 掲示板

令和4年度の研修講座は、全て終了いたしました。
多くの方にご参加いただき、また、開催に当たってのご協力をいただき、
ありがとうございました。
         

昨年度以前の研修講座の報告


  
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R4 研修講座のご案内


◆ パンフレット(pdf)
 
R4研修講座パンフレット.pdf
 

 パンフレットに記載されている予定会場は、変更になる場合があります。
   

講座開催日の約1ヶ月前に本ページで「詳細な実施要項」を公開します。
 「詳細な実施要項」で会場や準備物を必ずご確認ください


R4研修講座

研修講座
No.3  特別支援教育の視点で考える授業のユニバーサルデザイン 特別支援教育の視点と教材研究の視点をつなぐ
実施日
令和4年8月2日(火) 13:00~16:00      
実施方法・会場
Microsoft Teams
講師
広島県廿日市市 教育委員会特別支援教育アドバイザー 山田 充 
講師紹介
大阪府堺市通級指導教室を20年担当。たくさんの教材を著書や講演会で紹介している。主な著書:「誤り分析で始める!学びにくい子への「国語・算数」つまずきサポート」、「常駐型特別支援教育アドバイザーの学校サポート」(明治図書)
受講のポイント
通常学級におけるユニバーサルデザインを意識したクラスづくりや授業づくりについて、子どもの困り感や困難さの背景を分析し、手立てを見極めて支援していく具体的な実践例から学ぶ。
実施要項2
講義資料①
講義資料②
参加者
220名
講座概要
 広島県廿日市市教育委員会 特別支援教育アドバイザー 山田 充 氏から、「特別支援教育の視点で考える授業のユニバーサルデザイン-特別支援教育の視点と教材研究の視点をつなぐ-」について、ご講義をいただきました。
 支援の必要な子どもたちへの支援を考える場合、まず、アセスメントをすることが必要であると教えていただきました。発達検査だけでなく、子どもの様子を観察することもアセスメントだと話されました。アセスメントを通して、子ども一人一人の発達や行動の特性を理解し、子どもの特性に沿った対応をすることが特別支援教育の視点に基づくということであり、そこから個への支援方法が見えてくることを具体的な事例を取り上げながら話してくださいました。
 次に、授業のユニバーサルデザインについて、ご講義をいただきました。ユニバーサルデザインの3つのポイントである焦点化、視覚化、共有化を常に意識すること、ユニバーサルデザインと合理的配慮を上手に組み合わせてどの子も分かる授業を目指すことの大切さを、いくつかの事例をもとに分かりやすくご講義くださいました。
 後半は、山田先生の勤務地である広島県廿日市市の小学校を巡回訪問されたときのエピソードも踏まえ、授業参観の仕方や具体的な教材について紹介していただきました。また、「集中できない子ども」「指示が通らない子ども」「手遊びしている子ども」などの対応については、原因を考え、アセスメントをして原因に合った支援をしていくことが大切であること、ほめて成功体験を積み重ねていくことが大切だと教えていただきました。最後に、「子どもの笑顔、達成感を授業で作り出し、どの子も成長する支援を」というメッセージをいただきました。たくさんの学校を巡回している山田先生から、多くの具体的事例や教材を紹介していただき、よりよい支援、よりよい授業づくりを目指そうという思いになった研修でした。

備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要、当日の様子(写真)、参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・支援を必要としている子どもにいろいろ試してきたが、アセスメントを丁寧にして、その子に合った手立てを考えていくことが大切だと分かりました。
・ひらがなや漢字の指導、授業づくり等、具体的な取組を紹介していただき、とても参考になりました。
・どの子にも分かりやすい授業づくりを日頃から心がけていくことが大切であることを学びました。焦点化、視覚化、共有化の3つを意識して授業づくりをがんばろうと思います。
・特別支援教育の視点は全ての子どもに対して大切であることを改めて実感しました。
・当たり前として見逃してしまいがちなところに重要な鍵が隠れていることに気づかされ、「ほめる」ことの大切さを改めて感じました。今後の対応にぜひ生かしていきたいと思います。
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