令和4年度 福井県特別支援教育センター 研修講座一覧
お知らせ
研修講座 掲示板
令和4年度の研修講座は、全て終了いたしました。
多くの方にご参加いただき、また、開催に当たってのご協力をいただき、
ありがとうございました。
R4 研修講座のご案内
◆ パンフレット(pdf)→ R4研修講座パンフレット.pdf
◆ パンフレットに記載されている予定会場は、変更になる場合があります。
◆講座開催日の約1ヶ月前に本ページで「詳細な実施要項」を公開します。
「詳細な実施要項」で会場や準備物を必ずご確認ください。
R4研修講座
研修講座
No.4 福祉と園・学校との連携 ー困り感を抱える子どもと保護者を支えるためにー
実施日
令和4年8月4日(木) 9:30~12:30 13:00~16:00
実施方法・会場
ユー・アイ ふくい
講師
前 福井県発達障がい児者支援センター スクラム福井 相談員 野村 眞弓 氏
講師紹介
社会福祉士。様々な相談ケースを通して、発達障がいの子どもや保護者が安心して地域で暮らせるように、園や学校と連携しながら支援に当たっている。保護者同士の仲間作り・情報交換の場として「ちち☆ははサポートクラブ」を開催してきた。
受講のポイント
福祉に関する基礎的知識と園・学校とつながる福祉の役割について知る。相談員としてかかわった様々な事例を通して、福祉と園・学校との連携のあり方や、保護者と共に支援を考えていく際に大切なことについて学ぶ。AMは講義中心、PMはグループ協議も予定。 ※半日参加も可能ですが、理解を深めるために1日を通した受講をおすすめします。
実施要項
参加者
午前の部71名、午後の部38名
講座概要
社会福祉法人 希望園 地域支援課 支援員 野村 眞弓氏から、午前は「福祉サービスの基礎知識」についてご講義をいただきました。また、午後は「福祉と園・学校との連携事例から学ぶ」をテーマにグループワークを行いました。
午前の講義では、相談支援のための手続きについて、事例を通して福祉サービス・連携についての詳細な説明をいただきました。障害者手帳の種類や取得方法、役割について、行動援護サービスを使った支援内容等のご講義をいただきました。また、就労に関する意思決定も含めて支援した事例では、本人の興味があるものを活かして進路支援をされた経緯や、正しい情報をもつことの大切さについて分かりやすく丁寧にお話いただきました。地域の中にある社会資源の活用法や、希望する進路がかなわなかったときを想定し、他の選択肢を準備することの大切さについて事例を用いながら詳しくご説明をいただきました。当事者の困り感や思い、保護者の悩みを受けて、相談支援で大切に考えていること(支援対象である本人を中心に考えること、保護者・本人との信頼関係を築くことを大切に考えること、支援する関係機関を広げていくこと、それらをチーム支援として位置付けていくこと)について、とても貴重なご講義をいただきました。
午後のグループワークでは、インシデント・プロセス法を用いた事例検討を行いました。ある高校生の事例内容をもとに、教育・福祉・医療に携わる方々で構成されたグループで、事例の背景について考えたり、自分の職種で行える支援や他機関で行える支援についてアイデアを出し合ったりするなど、支援方法について話し合いました。その後、野村氏から、実際はどのように支援を進めていったかのご紹介がありました。教育・福祉・医療そして家庭が連携をとり、どの立場でどんな支援を行うことができるか、各機関の果たす役割について、たくさんのことを教えていただくことができ、連携のあり方について理解を深めるよい機会となったのではないかと思います。
備考
右下の「詳細を表示」をクリックすると講座の概要,当日の様子(写真),参加者の声等が表示されます。
参加者の声
・福祉サービスや障害者手帳等の基礎的知識について、細やかな資料をもとに説明してくださり分かりやすかったです。
・福祉制度の知識は勿論のこと、本人や保護者と接する際の支援者の基本的な姿勢について学ぶことが多かったです。チーム支援の大切さを学びました。
・インシデント・プロセス法を用いた事例検討会の演習を通して、それぞれの立場の視点からの背景の見取りや、支援方法を共有でき、大変勉強になりました。
・支援を必要とする本人が所属しているところから、様々な機関とつながっていくことの大切さを知りました。今日学んだことを忘れずに今後もチームの一員として働きかけていきたいと思います。
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写真2
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